あなたは「助けて」と、言えますか?
しんどいとき、限界のとき、その前に誰かに頼ることが自然にできる人が、私にはずっと不思議でした。
頼ったら迷惑をかける。弱いと思われる。そもそも、頼り方がわからない。
気づけばいつも、一人で抱え込んでいました。
そんな私が、あるパニックをきっかけに、初めて「助けて」と言えた日のことを書きます。
うまく頼れない自分を責めてきた方に、少しでも届いたら嬉しいです。
子どもの頃から、誰にも頼れなかった

物心ついた頃から、「助けて」という言葉を知らなかったような気がします。
家の中はいつも不安定。
誰かに頼るという選択肢が、そもそも私の中になかった。
「自分でなんとかするしかない」が、当たり前の空気として染み付いていました。
ずっと「自分でなんとかしなきゃ」が当たり前だった
大人になっても、そのパターンは変わりませんでした。
しんどくても、困っていても、「これくらい自分でどうにかしなきゃ」と思ってしまう。

誰かに頼ることへの罪悪感、迷惑をかけてしまうという恐怖。
いつも引き攣った笑みを浮かべて、なんとかしようともがいて、、そして
気づかないうちに、どんどん一人で抱え込んでいました。
パニックを起こして、限界がきた
そんな私が変わったのは、パニックを起こしたことがきっかけでした。

「このままではダメだ」と思った。
でも怖いとか不安とか、そういう感情を感じる余裕もなかった。
ただ必死で、
「もう一人では無理だ」という感覚だけがありました。
初めて「助けて」と言った相手は、2人の友人だった
専門知識を持ち、ずっとゆるく相談できていた仲
頼った相手は、2人の友人でした。
2人とも、子育てについてずっとゆるく相談できていた仲間。そして2人とも、専門的な知識を持っている人たちでした。
「この人たちなら」という感覚が、かろうじて私を動かしてくれた気がします。

二人とも、丁寧に状況を聞いてくれた
2人は、私の話を冷静に、丁寧に聞いてくれました。
家族の状況、起きたこと、家族の障害のこと、これまでずっと困ってきたこと。
焦らせることも、否定することもなく、ただ静かに聞いてくれた。
「あなたは悪くない」「この状況は本当にしんどすぎるよ」
そして2人とも、同じようなことを言ってくれました。
「あなたは悪くない」
「この状況は本当にしんどすぎるよ」
パニックで何も考えられなかったけれど、その言葉を聞いた瞬間、涙が流れました。

ホッとした、という感覚。
それだけ、ずっと張り詰めていたんだと思います。
人に言ってもらえただけで、ものすごく救われた
「自分が悪かったんじゃない」
頭ではわかっていても、自分だけでは思えなかったことが、人に言ってもらえた。それだけで、ものすごく救われました。
そして、もう一つ言ってもらえた言葉がありました。
「よく頑張ったね」
その瞬間、どんどん涙が出てきました。
これまでの我慢や頑張りを、見てくれる大人が、認めてくれる大人が、ずっといなかった。
「そうなんだよ〜」と、私の中で声が聞こえました。
やっとこの言葉が聞けた。心からそう思えて、嬉しかったです。
一人で抱えるには、本当に重すぎたんだ。
そのことが、初めてはっきりと身に染みた瞬間でした。
そこから、専門家に頼ることにした

友人たちに話せたことで、次の一歩が踏み出せました。
カウンセリングに行くことにしたのです。
カウンセリングの先生から認知行動療法を学び、少しずつ自分の思考のパターンに気づいていく。それが、今の私につながっています。
「頼る」ことを一度できたら、次の「頼る」が少し楽になる。そんな感覚がありました。
頼れる友人を持った過去の自分に、感謝した
あの2人に出会えていたこと、ずっとゆるくつながっていたこと。
過去の自分が、そういう関係を大切にしていたことに、心から感謝しました。
「頼れる人がいる」というのは、本当にありがたいことだと気づいた体験でした。

もし今、一人で抱えすぎていると感じているなら。
「助けて」は弱さじゃないと、私は思います。
パニックになるまで追い詰められなくても、もっと早く誰かに言ってよかった。
今の私は、そう感じています。
あなたにも、ゆるくつながれる誰かがいますように。
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