家族優先で生きてきた私が、自分を取り戻した整え方|やりたいことがわからない40代へ

ジャーナリング

子どもが大きくなり、少しずつ手が離れてきた頃。パートも始めて、生活は回っているはずなのに、ふと思ったことがありました。
「私、何がしたいんだっけ?」と。

「ママはこの仕事が好きなの?」と聞かれても、うまく答えられない。
家から近いから、時短でできるから、送迎に間に合うから——
理由はいくつも出てくるのに、「自分がやりたいから」という言葉だけが出てきませんでした。

家族優先。聞こえはいいけれど、その中で私はずっと自分を後回しにしてきたのかもしれません。
気づけば、自分の気持ちがよくわからなくなっていました。

そんな私が、自分の心に少しずつ目を向けることで、無理なく楽になっていった「整え方」を、今日は書いてみます。

自分がわからなくなっていた理由

夫は仕事中心。
私は家事と3人の子育てに加えて、パートに療育や学校とのやりとり、トラブル対応。
毎日やることに追われて、気づけば休む時間もほとんどありませんでした。

振り返る余裕もなく、「自分がどうしたいか」を考えることもないまま、日々をこなすだけ。
疲れがたまると、感情がうまく扱えず、怒りが爆発してしまうこともありました。

「なんでこんなに大変なんだろう」
「どうして私ばかり…」
「これは甘えなの?」

そんな思いを抱えながら、泣きながら怒ってしまう日もありました。

本当は、ただ少し休みたかった。
一人の時間がほしかった。

子どもに当たりたくないのに、余裕がなくてできない——
そんな状態が長く続いていました。

ある時、大きくなった娘に相談したことがあります。
すると、こんな言葉が返ってきました。

「ママは人のために時間を使いすぎ。もっと自分のことを大事にしていいよ」

その言葉にハッとしたものの、同時にこうも思いました。

「でも…私、何がしたいんだろう?」
「好きなことって、なんだろう?」

考えても、何も出てきませんでした。

私が最初にやった“整える一歩”

最初にやったのは、とてもシンプルなことでした。
書き出すこと」です。

少し難しく感じるかもしれませんが、やったことは2つだけです。

① 自分を支えてくれるものを書き出す

まず、「自分が安心できるもの・こと」を書き出しました。

たとえば——
コーヒー、チョコレート、お風呂、音楽、家族。
お茶を淹れる時間、友人と話すこと、紙に書くこと。
一人の時間、布団の中、好きな椅子。

「これがあると少し落ち着くな」と思うものを、ただ並べていくだけです。

やってみて気づいたのは、
自分にはすでに“支えになるもの”がちゃんとあるということでした。

② モヤモヤした時の“頭の中の声”を書き出す

もうひとつは、モヤモヤしたときに頭の中で浮かぶ言葉を書き出すこと。

「なんでこんなことになるの」
「私ってダメだな」
「どうしてあんな言い方をしたんだろう」

普段は流れてしまう言葉を、そのまま紙に出してみました。

書いてみると、
「安心したかったんだな」
「不安だったんだな」

と、少し冷静に見える瞬間が出てきます。

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こうして少しずつ、
自分を外から見るように眺める感覚ができてきました。

それまで感じたことのなかった不思議な満足感もあり、
「これなら続けられそう」と思えたのを覚えています。

整えたことで起きた変化

書き出すことを続けていくうちに、まず変わったのは、頭の中でずっと続いていた「ぐるぐる思考」が止まったことでした。

同じことを何度書いてもいいと決めて、書けなくなるまで書く。
そうすると、不思議と頭の中に残らなくなり、少し軽くなった感覚がありました。

それまでは「ちゃんと考えなきゃ」「悩んじゃう」と思っていたけれど、
そこまで抱え込まなくてもいいのかもしれない」と思えたことも、大きな変化でした。

もうひとつ大きかったのは、
「感情は感じていい」と思えたことです。

怒りや悲しみ、寂しさ、悔しさ。
これまで「こんなふうに思う自分はダメだ」と感じていた感情も、
感じてもいい」と自分に許してみました。

すると、心の中で小さな自分がほっとしたような、そんな感覚がありました。

「ずっと、自分の声を無視していたのは私だったのかもしれない」

そう気づいたとき、
自分の中で何かがほどけたような感覚がありました。

同時に、体の力もふっと抜けて、
少し楽になったのを覚えています。

「整える」は、すでにあるものに気づくこと

「自分を整える」と聞くと、何か大きく変わらなければいけないような気がしていました。

でも実際は違いました。
「今、自分が持っているもの」に気づくだけで、回復は静かに始まっていたのです。

ゆっくりヨガをするように、
体や心を少しずつ見つめる。
それだけで、少しずつ整っていきました。

大切なのは、ほんの小さな自分の声に気づくこと。

「今、どう感じた?」
「少しモヤっとした?」
「なんでだろう」
「そう思ったんだね」

そうやって受け止めるだけで、
不思議と気持ちは落ち着いていきました。

難しいことは何もありませんでした。

よく「答えは自分の中にある」と言いますが、
このときは本当に、心からそう思えました

自分と手をつないで、ちゃんと見つめること。
自分を後回しにしないこと。

それが、私にとっての「整える」でした。

遠くに探しに行く必要はなくて、
答えはずっと、ここにありました。

一歩ずつ、ゆっくりでもいい。
そう思えたことが、私にとって大きな一歩でした。

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